誰かを許すための3つのステップ

前回のおさらい↓↓
■許せない・認められない相手
自分が認められないとき
自分以外の誰かを認めることをするといい。
そうすることで、【認める】という気持ちが育ってきます。
ただ、なかなか認められない相手、
いわゆるレベル1やレベル2の相手に対してはどうすればいいのでしょうか?
誰か許せない相手がいるときも、
この方法はとっても有効です。
3ステップです。
【ステップ1】
その人の嫌なところを書きだしましょう。
なんでも結構です。
とにかく書き出します。
できるだけたくさん。
これでもかってくらい。
例えば、
「すぐに怒る」
「どなってばっかり」
「言い方がひどい」
「弱い立場の人に対する態度と上の立場の人に対する態度が違いすぎる」
「顔がいや」
最後にひとつ、
生理的なものが入っていましたが、
そういうのもありますね。
否定しないでいいと思います。
とにかく、自分の中に生じた思いはすべて出し切ってください。
変にカッコつけて、
心の底にしまわないでください。
【感情】は生モノなので、
腐って、 腐敗臭が漂ってきますよ。
今、吐き出せば、ただのエネルギーとして、放出されます。
*不思議なことに「あれ、こんなもんか」と
意外に嫌なところが少ないことに気付く人もいます。
【ステップ2】
書きだした中で、その人のとる行動に目を向けてください。
そして、こう自分に質問してください。
    「もし、彼(彼女)に弱いところがあったとして、
     その弱さが、彼(彼女)に
     そのような行動をとらせたとしたら、
     それはいったいなんだろう」
と。
例えば、
そのままで「弱い」と答えるかもしれません。
他にも、
「自信がない」
「そうしないと面目が保てない」
「立場にすがりつくしかない」
「能力がないということを見られたくない」
かもしれません。
【ステップ3】
ステップ2でわかった、その人の弱さを知ったうえで、
何か、認められることはありませんか?
認めたいことはありませんか?
なんでもいいです。
ひとつでもいいからあげてみましょう。
例えば、
「わからないことを教えてくれた」
「落ち込んでいる時に励ましてくれた」
「話しかけてくれた」
「大丈夫?って気にかけてくれた」
という、自分に対してしてもらったことでも構いません。
仕事から離れてもいいでしょう。
家族思い。
休みの取り方が上手。
笑顔がいい
など、プラベートなことに及んでもいいです。
この時、つい、
「仕事はできないけれど」
とか
「段取りは悪いけど」
と、
「○○はできないけど」
という但し書きをつけてしまいがちですが、
それは余計な ひとこと というものです。
今は、そばの座布団に座っていてもらいましょう。
おまけの【ステップ4】
もしできるなら、
それを実際に伝えてみてください。
会社帰りに
「いつもありがとうございます」でもいい。
飲み会の席で
「あの時は嬉しかったんです。」
「あの時は助かりました。」
でもいい。
相手が家族のことを話しだしたら、
「家族思いなんですね」
でもいい。
できる範囲でいいのです。
それを伝えてみて下さい。
ウソはだめです。
【少しでも認めているところ】がミソです。
【少しでも認めているところ】

【但し書きをつけずに】
伝えるのです。
この手順で行くと、
レベル1,2ぐらいの「苦手」なタイプの人たちには対応できるかもしれません。
じゃぁレベルMaxは?
いいです。
しなくていいです。
えええ!そんな!
いいんです。
今できることをしてください。
今できることをしないで、
できないことに取り組もうとすると失敗します。
今できるのに、
やっていない小さなこと って実はたくさんあります。
それをないがしろにせず、
大事に、大事に積み重ねてみてくださいね。
そして、巨大な相手に立ち向かう
スキルや心の強さを
身につけて行ってください!
いきなりラスボスは、
無謀なのは分かりますよね。
今は、中程度の相手からです。
それが結果として、
なかなか認めることができないMax級の「相手」
を克服する道の一つになっているでしょう。

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