許せない・認められない相手

◆◇◆ 前回のおさらい ◆◇◆
自分を認めると甘やかすことになりそうで怖い
自分を認められない時、
自分ではない、誰かほかの人を認める。
認めたくない相手・嫌いな相手はレベル3です。
認めてあげたい相手・好きな相手はレベル1です。
レベル1ではないけど、レベル3ほどでもない相手はレベル2です。
まずは、レベル1から始めてみましょう。
◆◆
◆  レベル1の相手を認める
そんなワークをクライアントさんとやっている時、
クライアント(A)さんは、その場面をイメージしながら、
答えていきました。
私は、Aさんに
「レベル1の人に、
『自分だったらこういう風に声をかけてもらいたかったなぁ』
といった感じで
思い浮かべてみてください。」
と言いました。
すると、彼女は
ふと、こんなことを言ったのです。
     「私は、今までいろんな雑務をやってきて、
      別に褒められもしなかった。
      だから、
      後輩がそれをしても、別に褒められるべきことじゃないし、
      やって当たり前のことだと思っていた。」
     「だけど、今はその当たり前のことを褒めてあげたい」
と。
感動的でした。
自分に対しても、他人に対しても、認められないでいたAさんが、
【褒めること】【認めること】に対して、心のブロックが解けた瞬間でした。
認めること=甘やかすこと=してはいけないこと
という心のブロックが解けた瞬間でした。
Aさんも、表面【意識上】では 
   あたりまえだ 
といっていたけれど、
【無意識】では、
   褒めてもらいたかった
という 自分に気がついたのです。
そして、雑務という小さなことでも、褒めてあげたい、認めてあげたい
という思いがよみがえってきたのです。
さぁ、【投影】という言葉を思い出してください。
私たちの内部は、外部に映し出され、また、影響を与えています。
そして、
私たちの外部は、内部に映し出され、また、影響を与えています。
相手に対して、【認める】気持ちになれる機会が増えていくと、
自分に対しても【認める】気持ちが育ってきます。
すぐにとはいいません。
焦る必要はありません。
でも、着実に、自分を認められるようになってきます。
そのためのスモールステップを踏み出しました。
あなたにとってレベル1の人をさがしてみてください。
そして、
認めてあげてください
ほめてあげてください
うわべだけではなくて、
宝探しをして、見つけるといった感覚です。
もちろん、最初はうわべだけでもいいかもしれません。
しかし、
うわべだけの 【褒める】という行為は、
【おせじ】になってしまうこともありますのでね。
ほどほどに^^
今まで いいなぁ と思っていたことを再認識して
それを伝えます。
今では、みようとしていなかったから気付かなかったけど、
良く見てみると、こんないいところがあったのか
と気づいたら、それを伝えてみます。
それができるようになると、
レベル2、レベル3 の方たちを
【認める】【褒める】下地ができてきます。
下地ができたら、
次のレベルに進みましょう。
積極的には、認めたくない相手、
彼らを認めるためには?
許すためには?
どうすればよいでしょうか。
→誰かを許すための3つのステップ

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