この【感情】の持ち主はだれですか?

■集中できないんですけど・・・
マックでの出来事です。
目の前に男性が座っています。
ちょうど、彼の横顔が、
私の目の前に見える形の席の位置になっています。
私が顔をあげると、
彼の(横)姿全体が見えます。
なんか、変な席の作り・・・・
もし私が、
目の前の男性の立場だったら、
私に見られている気がして落ち着かないよ。
私は、どうしても
彼の姿が目に入るので、
落ち着きません。
そして、
やっぱり向こうも
こっちを気にしているようです。
ちらちら とこちらを見ています。
はっっ!
目があった。。。。
んもう、集中できないなぁ
こっちを気にしているよなぁ。
そんな風にされると集中できないんだよなぁ。
オーナーはなんでこんな席の作りに
したんだろう。
なんて、私は思っているんです。
そして、いっこうに筆は進みません。
■ 気にしているのは誰ですか? 
それは、
「私」
ですね。
「私」は、
彼がこっちを気にしているから
集中できない! 
と言っていますが、
気にしているのは、
ほかでもない、
自分なんです。
「こっちを気にしている彼を意識している」のは
私なんです。
そうはいっても、
彼は、もしかしたら
本当にこちらを気にしているかもしれないし、
気にしていないかもしれない。
でも、そこは、あくまでも
私の【憶測】であり、【想像】です。
ほら、
私がもし彼の立場だったら」と
【想像】しているでしょ^^
唯一確かなことは、
「私」が 「彼」を気にしていること。
私は、そんな彼を気にしてしまっているので、
彼の動きが気になる。

周辺視野でもとらえる。

さらに気になっている。
今の私は
彼の【私を気にしている行動】にフォーカスモードです。
なので、数ある行動の中から
【私を気にしている(だろう)行動】
だけをピックアップして
見ている状態です。

■【感情】の持ち主を【区別】する

こういうことってよくありませんか?
○彼女は、私に対してライバル心を持っているから、心ない発言が多いんだ。
○隣の奥さんは、うちにたいしてやきもちをやいているから態度が冷たいんだ。
○友人は、私のこと低く見ていて、ほんとはばかにしているようだ。
・・・・
ちょっと落ち着かない【感情】ですね。
これ、本当かどうか 
と言いたいわけではありません。
本当かどうか というよりも、
問題解決につながるのは、
【この感情は誰のもの?】 
と問いかけることです。
そして、
それは【自分のもの】であることが
ほとんどなのです。。
【ライバル心】を持っているはず
と思い、
気にしているのは、 
【自分】です。
【低く見られている】
と思い、
気にしているのは、
【自分】です。
主語
彼女 でもなく
隣の奥さん でもなく
友人でもなく
【自分】なのです。
そして、
もしかしたら、
気にしていることだけでなく、
彼女に対して【ライバル心】をもっているのは
自分のほうなのかもしれない。
そして、
もしかしたら、
【自分のことを低く見ている】のは、
自分のほうなのかもしれません。
この感情は誰のものですか?
■ 問題が解決するとは 
今、こうやって、
だぁーーーーーーと
夢中になって、執筆に取り掛かったら
目の前の男性のことなんか
気にならなくなりました。
なにも状況は変わっていません。
相変わらず、
顔を上げれば、
男性はそこに座っています。
しかし、
私にとっては、
【どうでもよいこと】
になりました。
相手を気にして、落ち着かなかった
私はいません。
カフェの作りにまでケチをつけだした
私はいません。

【どうでもよいこと】になる。
これは問題解決の一つの形ですね。

■ まとめ 
その【感情】を持っているのは誰ですか?
【感情】の持ち主を【区別】しましょう。
自分のものだとわかったら、
「私は、『彼女が私に対していライバル心を持っている』と感じているんだなぁ」
もしくは
「私はライバル心をいだいているんだなぁ」
「私は『隣の奥さんがわたしにやきもちをやいている』と思っているんだなぁ」
もしくは
「私はやきもちを やいているんだなぁ」
「私は、『低く見られている』とおもっているんだなぁ」
もしくは
「自分を低く見ていたのは自分なんだなぁ」
と【客観視】。(前回の記事参照)
「なぜ感情のコントロールをしにくくなったのか」
【感情】を他人に預けているから
【コントロール】できないと思ってしまう。
【感情】を自分の元に取り戻せたら、
【コントロール】できるようになりますよ。

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