アルコール依存 【あるこーるいぞん】

アルコール依存 【あるこーるいぞん】
アルコール依存は専門家の間でもアルコール依存症の概念はきわめてあいまいなままで、明確な定義はされていません。
生理的な渇望からお酒を手放せずに、常習飲酒している状態をアルコール中毒、アルコールに嗜癖している常態をアルコール依存症とする考えかたもあります。
アルコール依存症は、常習飲酒者に限らず、定期的に飲酒する人やまれにしか飲酒しない人にも当てはまる場合があります。
そのため、社会的に適応している人たちの中にも、自覚症状のないままアルコール依存症に陥っている人が大勢潜んでいると考えられます。
はじめから「嫌なことをお酒でわすれよう」などと精神的な依存をしていると、やがてコントロールが利かなくなり、身体的にも依存する常習飲酒者になってしまします。
常習飲酒者になるとアルコールの耐性が高くなり、常に一定のアルコールを体内に入れておかないと、幻覚、妄想、手指の震え、じっとしていられないなどの症状が現れるようになります。
そうなるとアルコールを手に入れることばかりにエネルギーを費やすようになり、二次的な精神的依存を起こし、さらに悪循環を繰り返します。

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