ある日、ふと気付きました。
姉とおしゃべりをしている時です。
なんだか、私、姉のマネをしている??
と、気づくことが何度か重なったのです。
姉がほおづえをついたら、ほおづえをついてしまう。
お茶をのんだら、お茶を飲んでしまう。
足を組んだら、足を組んでしまう。
背筋を伸ばしたら、背筋を伸ばしてしまう。
なんだこれ!!
そんな、自分が姉のマネをしてる!って気づいた瞬間、
真似してると、思われたくなくって、
意識的に違うことをしようとして、
余計に動きがぎこちなくなったことを覚えています。
また、これは姉だけに限らず、
大学時代の友達とだったり、
お話がもりあがって、話に夢中になっているとき、
そうなることがたびたびありました。
まねっこさんだなぁ なんて小学生のような突っ込みを自分にしつつ、
流していたのですが、
この理由がわかりました。
これは衝撃的でした。
成功者をモデルにした、心理学に
NLP(神経言語プログラミング)というものがあります。
短い時間で、相手との信頼関係を築く方法の一つとて、
「ミラーリング」というものがあります。
相手の動きのマネをするのです。
不自然じゃない程度にです。
相手の動きと同調することで、潜在意識のレベルで、信頼関係が結べるのです。
腕を組んだら、腕をくんだり、
御茶を飲んだら、お茶をのんだり
そうしていくと、
今度は、反対に相手がことらの動きと同じしぐさを取ってくるようになります。
こちらの動きに同調していくるのです。
これは、セラピスト養成講座で学んだのですが、
これを聴いた時、はっとしました。
これだぁ!!
私が、姉と話すとき、動きを真似してしまったことも、
動きをずらすと、違和感を感じたことも。
人は、潜在意識(無意識)レベルで、信頼関係が築けると、同じしぐさをしはじめるのです。
信頼関係が築けた → 同じ動きになる
という流れですが、
同じ動きにする → 信頼関係を築く
といったように、
これを逆にして利用したのが【ミラーリング】です。
赤ちゃんも、お母さんのまねをして、いろんなことを学習していきます。
真似をすること、リズムを合わせることで信頼関係が築けるので楽就スピードも速くなるようです。
私は、相手が姉だったり、話が盛り上がったときだけ、
そのような行動に【無意識】にでてしまっていたのですが。
潜在意識(無意識)ではつながっていたので、しぐさをずらすと、潜在意識(無意識)が反応して、居心地の悪さを感じたのでした。
他人の潜在意識(無意識)とつながる方法、テクニックとして、ミラーリングがありますが、
テクニックというと、なんだかいやらしい感じがしますね。
でも、相手に、
「なんだか、話したくなるなぁ」
「なんだか、信頼できるなぁ」
「なんだか自分のことを大切にしてもらえているなぁ」
って感じてもらえることは、
相手にとってもとてもプラスになりますし、
自分にとっても、良い関係を結ぶ、最初に一歩になりますよね。
決して、心理学は「相手を意のままにコントロールする方法」ではないんですよ。
だって、心理学は、「他人は変えられない」という考え方が基本になっていますからね。
相手と心地よい関係を結び一つの方法としてのミラーリングです。
ぜひためしてみてくださいね。