小学校の先生をしていたとき、定期的に学校独自の研修会がありました。
大学などの機関から講師をよんで、勉強したりなどもしました。
そのなかで、これは、いいなぁ と思った遊びがありました。
それが「じゃれつきあそび」です。
ある保育園の例が紹介がされていました。
その保育園では、地域の方々や、保護者、担任の先生 そして子どもたちが
広げられたマットの上で、めちゃくちゃにじゃれつきあう遊びに取り組んでいます。
ごろごろとねころんだり、
押し倒したり、
ぎゅ~~とだきしめたり、
こちょこちょしたり、
一人の先生に4,5人の子どもが乗っかったり
それはそれは、ものすごい状況で 笑
園長先生は、ご高齢でしたが、それでも参加していて
びっくりしました。
じゃれつくことで、子どもはエネルギーを発散することができます。
また、濃厚なスキンシップ(笑)をとることができます。
そうすることで、不思議なことに子どもの心がとても落ち着いてくるのです!
この講座では、それほどスキンシップが大切だ ということが報告されていました。
私はこの遊びを使わない手はないと思い早速実践しました。
遠足で、芝生があるところでは、ばかみたいに子どもたちと転がりました。
体育で、体育館が使える日は、マットを敷いてじゃれつきあそびをしました。
寒い日には、おしくらまんじゅうで、くっついて、おしあって、笑あいました。
そんなじゃれつき遊びが子どもたちは大好きです。
もちろんエスカレートして、喧嘩がおこったり、泣いたりするこもできてきます。
でも喧嘩も号泣も子どもにとってはエネルギーの発散方法の一つなんですね。
しかし、
「じゃれつき遊び」をした日は子どもたちはとっても落ち着いています。
しっかりと席に座って、真剣な目で授業を聴く大勢にすんなりとはいりこむことができました。
「じゃれつき遊び」をすることで
緩めること と 締めること をコントロールすることができるようになります。
保育園や幼稚園では取り入れているところが多いかもしれませんね。
小学生でもぜんぜん大丈夫でした。
小学生のお子さんをもつママ、パパにぜひやっていただきたいです。
じゃれつき遊びの方法は、
もう、言葉通り、じゃれつけばいいんです笑
赤ちゃんみたいに抱っこしたり、
頭をぐしゃぐしゃぐしゃ~~
顔をぺたぺた~
お腹に顔をうずめてぐりぐりぐり~~
おしりーおなかー足~
もう子どもの感触を楽しんでください。
床にねっころがって、ごろごろ~~と転がるだけでもいいのです。
もちろん一緒にね♪
一緒に転がると、抱きつきたくなりませんか?笑
おふとや毛布に頭まですっぽりと潜りこんでしまうのもいいですね。
やめてよー。と抵抗してくることもあります。
本当は嬉しくても恥ずかしさでそういうこともあります。
緊張が強い子は、いきなり触れられるとびっくりしすぎてどうしていいかわからず「やめて!」となることもあります。
子どもの反応に応じて、じゃれつき度を軽くしたり、ディープにしたりするとよいでしょう。
そんなときは「ちょっとだけだから~お願い~~」
子どもと甘~いラブラブな時を過ごしてみてください。
また、待てーといって抱きつき、ばたばたと逃げ出そうとするのを引き留めます。
が、表情が曇る前に「逃げられちゃった~」というのを繰りかえすとか。調整してみてください。
じゃれつき遊びは、スキンシップを図りながら、
子どものエネルギーをうまく発散させてあげられるとっても有効な遊びです。
おためしあれ!