「考え方を変えるのがいい」
とはいっても、
健康な状態の時と
ちょっと心がお疲れモードな時 と
では、やっぱり違うのですよね。
例えば、
大きな失敗
大きな喪失
があった時、
くよくよと悩んでしまうのが人の心情というもの。
そんな時に、
いつまでもくよくよしてても始まらない!
といって、心の整理をしたら、
なんか 楽になって、
大したことない問題のように思えてきて、
前に進むことができた!
という人もいますよね。
多いかもしれないですね。
実は
このように、反応できる人って
元気な人が多いんですよ。
落ち込んでいるんだけれど、
総エネルギー量はわりと多い方。
エネルギー量がまだたくさん残っている人は、
「いつまでもくよくよしてても始まらないな!」
と 心を整理して前に進むことができます。
一方、
「いつまでもくよくよしててもしょうがない」
という心の整理法で、
余計に傷つく方もいます。
「いつまでもくよくよしてしまう自分はだめだ」
「みんなの期待に答えられない」
といった風に。
そういう方に、「いつまでもくよくよしていてもはじまらないよ!」
っていうのは、逆効果になります。
心がつかれているとき、
うつ症状をおもちの場合は、
代替このパターンの反応を示すでしょう。
総エネルギー量が少なくなっている状態ですね。
エネルギーが枯渇寸前ってところでしょうか。
こう言う場合は、
まだ「くよくよする時間」が必要なようです。
しかし、
一般的に
「いつまでもくよくよするのは良くない」という風潮があるために、
十分にくよくよすることができないこともあります。
そうすると、
次のステップに進めなくなることがあります。
感情をうまく感じることを許されない状態では、
喪の作業( 喪失の作業 ) は進まないのです。
「喪に服す」って言葉がありますね。
喪の期間中にちゃんと悲しむよ。
そしたら
次にすすめるから。
と先人が経験的に分かっていた期間なのでしょう。
喪の作業(喪失の作業)の ファーストステップは、
ポジティブ、ネガティブ どんな感情であれ、「感じる」ということです。
最終的には、
「いつまでもくよくよしててはいけないな!」
って思って、
自分の力で歩み始めるのがゴールになってくるのだとしても、
その前に、感情を感じる作業を お忘れなくです。
心の整理法も
万能な セリフや考えが あるわけではないようです。
目の前の人が、
どんな状態なのかを よーーーーーーく観察して、
それに応じた 声かけ、考え方の提示
をするのが良いようです。
もちろん、自分に対しても同じですよ。
自分がどんな状態なのかを
よーーーーーーーく観察したり、
どんな感情をも しっかりと感じることで
うまく、喪の作業(喪失の作業)のプロセス が
進んでいくようです。