人は、問題が深刻じゃなくても、
一見他人から見ると、大したことないと思われる出来事で、
深い悩みに至ることがあります。
それは、
「問題の困難度・深刻度」によって、悩みの深さがきまるわけではないからです。
ではなにか。
それは、
「否定的にとらえてしまう状態に陥っているとき悩みが深くなる」
のです。
以前書いた記事は、こちら。
■モノの見方を変えた方が良い理由
今日は、【否定的にとらえてしまう状態】の回復を援助する、
セラピストのお話。
私たちセラピストのお仕事の一つとして
クライアントさんが
「否定的な見方」に陥っている状態
から、
「肯定的な見方」ができる状態に
移行できるようにします。
これ、こっそりセラピストの意図。
これがまた一筋縄ではいかないんですが。
だからこそ、燃えどころだったりします。
これがうまくいけば、
クライアントさんが自ら
問題解決することなんてざらです。
(すべてではありませんが)
だって、
現場のことは、
現場の人がよくわかっていて、
もっというと、
現場の人しか知らないことばっかり。
セラピストはその一部しかわからないので、
セラピストが問題解決するよりも、
クライアントさんに
問題解決する力をとりもどしてもらって、
クライアントさんが、問題解決する。
の方が、うまく行きやすいです。
(これもすべてではありませんが)
それぐらい、
「肯定的に見ることができる、とらえることができる」状態
に、
ココロを回復する ことは、
問題解決にとって大事なことなのです。
1セッションの中で
セラピストのお仕事は、それだけではないですが、
クライアントさんを
「ご自分や、起こった出来事など、肯定的に見ることができる状態」にまで導く、
そんな心理状態を回復してもらうっていうのかな。
このお仕事は、
セラピストにとって
すべての土台(ベーシック、基本姿勢)となっています。
他のセラピストさんの中には、
セラピー、カウンセリングにセラピストの意図をもちこまない という方もいらっしゃいます。
「クライアント中心療法」的な考え方です。
一方私は、
「クライアント中心療法」的な考え方を6割ほど取り入れていますが、
残りの4割は、
違う考え方を取り入れています。
ベーシックではないので、
怒られないかびくびくしていますが
(ほらチキンだし)
それでも、
私は今のところ、それぐらいの割合がちょうどいい感じがしています。
あくまで私の「とらえ方」です(^_-)-☆