なぜ感情をコントロールしにくくなってきたのか

■【感情】があとまわしになっている
私のHPにyahooやgoogleを利用して訪問される方の多くが
感情のコントロール】や、【感情】、【やる気というキーワードで検索していることがわかりました。
このことから
多くの人が【感情を扱いにくくなってきている】ことが
うかがえます。
ではなぜ、
このように感情をコントロールしにくくなってきたのでしょうか。
扱いづらくなってきたのでしょうか。
その原因の一つに
【仕事至上主義、効率至上主義】
があげられるかと思います。
■仕事至上主義
これは、なにをおいても仕事が大事という意識ですね。
あの地下鉄サリン事件を覚えていますか。
比較的軽症だった被害者たちは、
発生時には原因不明の体調不良に見舞われながらも、
「なんとか会社に行かなくては」
「遅刻することを会社に電話しなくては」
と考えていたといいます。
(村上春樹著 『アンダーグラウンド』 より)
12人という死者をだしたほどの事件で、
騒然とした状況のなかで、
自分の体の調子や感覚よりも、
会社や仕事を優先して考えたわけです。
また、阪神淡路大震災の時のルポを読んだのですが、
あれだけの大災害にみまわれながら、
会社にどうにかしてたどりつこうとした人が多かったことがわかります。
■効率至上主義
このような仕事至上主義の中で、要求されるのが、
「私的な感情」を交えない、クールな対応です。
何があっても動揺せずに問題解決をすることこそが
有能の証とされています。
たとえば、上司に仕事の支持を出されたとき、
「めんどうだなぁ」と【うんざり感】にとらわれていたり、
「あんないいかたしなくてもいいのに」と【腹を立て】たりしていたら、
スムーズに仕事は進みません。
そんな【感情】は悪者扱いされ、
抑え込むべきもの とされてしまいます。
昨日のデートの余韻をあじわったり、
春の木漏れ日が気持いいなぁ 
なんていちいち感じていては、
仕事に差し支えます。
効率を求める世の中では何より大切にされるのは、
物事がテキパキ進むことで、
感情はそれを妨げるやっかいものとみなされるようになっています。
このような、
「感情よりも効率」
「テキパキと進めることが大事」

という、仕事の世界で当たり前になっているものが、
【家庭】の中にも持ち込まれ、当然のこととなっているのが、
日本社会の現状です。
◆◆◆【気持ち】に気づき、それをみとめるには◆◆◆
まず、「感情の悪者扱いをやめる」ことです。
この【不安】を消したい。
この怠け癖をどうにかしたい。
といったように
ネガティブな感情】を排除してくださいと
セラピールームに来る方が大勢います。
こんなときは、
ずっと悪者扱いされて、
抑圧されてきた【感情】が大暴れしている状態なのです。
【不安】も、【いらだち】も、【怒り】も、
【悲しみ】も、【やる気がない感じ】も、

大事な大事な【感情】です。

腹が立った時は、
「腹を立てる立場じゃない」 ではなく、
→ 「私、今 腹が立っているなぁ」と客観的に 認める。
悲しい時は、
「悲しんでばかりいたら、立ち直れない>< だから早く元気にならなきゃ」
ではなく、
→ 「私、今悲しんでいるんだなぁ」と 客観的に 認める。
こういった、小さなことですが、【認める】という
行動が大切です。
できる時にでけっこうです。
できないときはかまいません。
そして、できるときにはやってみてください。
効率を求めすぎず、そういった感情とゆっくり付き合ってみましょう。
まずは、【感情に気付く】、【気持ちを受け止める】 といったことから
始めてみてはいかがでしょうか。

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