共依存の回復【きょういぞん】
共依存とは「共に依存」しあう関係のことです。共依存とは「他人に頼られていないと不安になる人」と「人に頼ることで相手をコントロールしようとしている人」との間に成立する、依存・被依存の関係のことです。
例えば、酒癖が悪く暴力を振るう夫と別れずにいる妻は苦しみながらも心のどこかで「どうしようもない旦那をかいがいしく面倒を見ている自分」に満足しているのかもしれません。
また、一方の夫は、無意識に妻に面倒をみてもらいたいからお酒を飲んで暴れるのかもしれません。
共依存の根底には、他社をコントロールしたいという強い欲求が潜んでいます。
一件被害者である妻の方が、夫の酒癖の悪さに甘んじている場合もありえます。
ドメスティックバイオレンスやその他にも望ましくない人間関係を、苦しみながら形成し続けている人の背後には、共依存の関係が有ることが多く、その関係を断ち切って共依存を回復するためにも自分で共依存を自覚することが必要となります。
共依存のある家庭に育った人は、自らも共依存の関係を起こしやすく、また買い物依存症やギャンブル依存症に陥っている人も家庭のなかに共依存関係がある可能性が大きいです。
・アダルトチルドレン【あだるとちるどれん】
・ドメスティックバイオレンス 【どめすてぃっくばいおれんす】
・買い物依存症 【かいものいぞんしょう】