スマホがやめられない

自分との向き合い方

週末が明けて、月曜日の朝、子どもも主人も出かけて、さーーーーやっと私だけの時間!

家族で一緒にいるのは楽しいです。

が、お世話中心になっていることもあり、週末が終わると一人の時間が恋しくなります。

娘と夫を送り出した後、朝の家事を済ませて、自分のお仕事の準備をして~というのがいつもの流れ。

でも、今日は、もう、すぐテレビ見る!見たい!そんな気持ちになっていました。

撮りためて、体調もすぐれない日々が続いていたころ、見れなくて、かれこれ1年ぐらい?前の「進撃の巨人」

家事は、後でよい!今日は予約も入っていない!

でね、見ましたよ。ゆっくりとね、楽しみましたよ。

やっぱりちょっと気持ち悪くなりましたけれど(笑)でも面白かったぁ~~(^^♪

そして次の日。

月曜日だらだらした分、やることリストが増えています。

家計簿でしょ。支払いでしょ。申し込みでしょ。ボランティア活動の練習でしょ。電話でしょ。

洋裁の道具も整理しないとね。生地も整理したいわ。資料も整理したい。セラピーのまとめも。。

でも・・・・今日も予約入っていないし。。。。今週はこんなに余裕があるんだから・・・もう見ちゃうか!そうだよ。見よう見よう!こんな一週間めったにないよ~~

って、思いながらも、もう一人の私も交戦します。

いやいやいや、やることリスト、もう付箋紙からあふれているじゃん。

また先延ばしにするよりも、それこそ、余裕のあるうちに、やっちゃおうよ~。

いやーーーでももう、「進撃の巨人」見たいなー。一話だけみちゃおうかな。

いやーーーでも、一話見たら、絶対テレビの前から動けなくなるよね。今だけだよね、一話だけって思っているの。見始めたら、止められたためしないじゃん。

あー娘に、あと一個だけーご本読んで~~ってせがまれて、いや、さっきも一個だけ~っていってて、それで読んだのに、それって、嘘じゃーん、約束がちがうじゃーん。
えーーーーそもそも約束守るつもりすらなかったんじゃないのー?
ずるいやんかーーーなんて娘に腹立ててた私の。。。。ばかぁ。


なんてこと思い出したりしながら、娘を小学校の途中まで送っていきました。

帰りにまいばすけっとで牛乳と紅茶とちくわと、あろうことか、お菓子を買いました。

お菓子かったよ。これ、絶対テレビ見ながら食べようって思って、かごの中入れたよね。

家に着きました。

まだ心の中で葛藤しています。

買ってきたものを冷蔵庫にしまいました。

アイスティーを入れました。

これ、もう鑑賞会の準備です。98%鑑賞会するつもりでいます。

氷がなかったので、氷を出しました。

製氷皿に水を足さず、もう早くテレビに向かいたいなぁ。と思っていました。

そこで私は、やっと内なる自己に声をかけたのです。

「ねぇ」

みぞおちのあたり、胸のあたりを感じて声を掛けます。

「どうしようか。テレビ見ようか。」

すると、思わぬことに、内なる自己の答えは

「いやーーーテレビは嫌。」と返してきました。

え?ほんとに?ちょっと休んだほうがいいんじゃない?(笑)

少し、自分の時間を持ったほうがいいんじゃない?

それでも内なる自己(うっちー)は「いや。テレビは嫌。ちがうのがいい」

と伝えてきました。

すると、私の気分はさっきのテレビモードからさっと変わったのです。



まず、この製氷皿にお水は入れよう。

ってね。うちには、手動の製氷皿が4つほどあります。めんどくさいんです。

でも、その氷を全部だして、洗って、お水を足しました。

すると、体が整いました。

夕べ使った、乾いた食器を片付けて、今朝使った食器をささっと洗いました。

さっきまで、あんなに「進撃の巨人」見たいと思っていたのにささっとね。

一つの行動「製氷皿に水を入れる」という小さなドミノが、カタリと倒れて、次々とそのあたりを片付けて初めて、テレビに向かわずにすんだのです。やることリストのいくつがが減りました。


そんな風に台所を片付けて、じゃぁ「進撃」かなぁとまたテレビに引き戻される感じになりましたが、

ちょっと今、起こったことをすぐに記事にしたいなぁと思いました。

内なる自己と対話することで、誘惑にあらがえたことを書きたいと思いました。

またみぞおちのあたり、胸のあたりを感じながら声を掛けました。

「今のこと、記事に書こうかなぁ」と。すると、うっちーは、「うんうん。そうしたいー」と言ってきました。

程よく紅茶が煮出されたところで、ミルクを入れて、氷を足して、買ってきたお菓子の袋を開けて、PCをリビングに持ってきて、今これを書いています。


PCを開いてからも誘惑はありました。

スマホやPCは本当に、誘惑がたくさんちりばめられていて、引っかかりまくります。

PCを立ち上げた瞬間、フェイスブックのポップ通知が立ち上がり「○○さんから、コメントがうんぬんかんぬん」

そこをぽちっとクリックします。フェイスブックにつながってしまい、だらだらと見始めてしまいました。

いかんいかん。また誘惑が。もうさっさと、記事を書いてしまおう。

よかった、私、いつもなら、そこからフェイスブックタイムが始まってしまうところでした。せっかくテレビの誘惑から逃れたばかりだったのに。


こんな風にたくさんの誘惑が、私たちの周りにはたくさんちりばめられています。

スマホは手に取りやすい分、誘惑の数は半端なく、中毒性もたかく、心身のコントロールを難しくしてしまうほどの威力があります。

それをわかっていながらも、手に取ってしまう私もいます。


人は、いつも自分の行動を意識して行っているわけではありません。たいていは、「自動的」に行動しています。

帰宅するときに、ここの角を右にまがって、二つ目の角を左に。。。と意識しながら帰るのは、引っ越してきてから、せいぜい一週間ぐらいでしょう。

ほとんどの方は、二日ほどで、もう無意識の領域の技、つまり「自動化」がなされます。

そのほうが、脳のエネルギーを使わないからです。

何か新しいことを始める時ってとっても疲れますでしょ。でも練習したり、慣れてくると、自動化されることにより、エネルギーの消費が少なくなってくるのです。


「自動化」はとても効果的な人に備わった性質なのですが、今の自分にとって不適切な行為や態度を改める時には、その自動化をいったん止める必要があります。

「自動化」を止めて「手動モード」にする必要があります。

ただ、自動化は、「無意識領域」がつかさどっています。無意識領域・潜在意識領域は、私たちの意識の98%を占めています。

手動モードにするには、「意識(気づいている状態・部分)」の領域を使います。これは、たった2%・・・

なかなか自分の行動や、行為を変えることができない理由です。


タバコをやめようと思ってもなかなかやめられない。

お菓子を食べないでいようと思っても、なかなかやめられない。

先延ばしせずに、取り掛かれるようになりたいと思っても、ついつい、先延ばししてしまいます。

こんな風に自分を変えていきたいときに多いに役立つのが、「内なる自己にはなしかける」ことです。

冒頭の私のように、自動モードの時は、誰にも話しかけていません。

ただ、自分の考えが行ったり来たりしているだけです。

テレビにしようか。いや、だめ、テレビを見たら、もう逃れられない。と。

「内なる自己」に話しかけることで、いったん、自動化が止まりました。

頭の中に浮かんでくるもろもろは、すべて「自動モード」です。

テレビをみる派 にせよ、テレビをみない派にせよ、この二人が言い合っている間は、「自動モード」です。

言い合っているなぁ。意見が戦っているなぁ。と「私が気づいた」時、思考のスピードが落ちます。

すると、手動モードに変えやすくなります。

スピードを落とすのがカギです。

気づくと、一瞬ですが、思考たちの会話がストップするので、スピードが落ちます。


そして、次に

まだ、何の言葉も発していない、「体の中」とくに「胸」や「みぞおち」あたり、胴体のあたりと範囲を広げてもよいでしょう。そのあたりの「感じ」を探ります。これが二番目のステップです。

体に意識を傾けることで、スピードが落ちます。思考がストップします。

そして、次に、「たずね」ます。「聞き」ます。

「どうする?」とか「どんな感じ?」とか「どう思う」とか「する?」とか。

たずねることで、「内なる自己」の声を聴こうとする態度が生まれます。

「なにか、返ってくるのあるかなぁ」と。

ここでは、もう、テレビをみるのかどうか という言い争いではなく、

体さんはどんな風に感じているかなぁ と体に意識を傾け、興味を傾け、聞きたいなぁという態度が作らているのです。

内なる自己の声を聴きたいなぁ と興味を持つことができるのです。

意識のたった2%の役割はそれです。


自動モードをつかさどる潜在意識領域は、全体の98%。それを止めたり、変えたりするのは、たった2%の「意識領域」で行うのは大変難しいです。

でも、「意識領域」にしかできないこともあります。

それが、「潜在意識領域」に住まう「内なる自己」に話しかけることです。

ドアをノックして、ご機嫌いかが?と声をかけることです。

日頃の膨大な情報を処理し、自動的に、「私」という命を運営している「潜在意識領域」に労いの言葉をかけてあげることです。


私も日頃、内なる自己に話しかけています。

言葉で伝わってくることもあれば、体の感覚で伝わってくることもあります。

この体の感覚は、こんな風に思っていることだねと、うっちーの傾向も理解し始めています。

時々なーんの返事もないときもあります。

時々、どっちでもいい、と言われるときもあります。

どうでもいい。と言われるときもあります。


内なる自己との対話は、セルフセラピーの基本中の基本であり、さらに、あらゆるセラピーの中で、実は、一番効果があると、私は思っています。

誰かの答えではなく、自分の答えが一番合っているのです。

誰か、すごいセラピストに、セラピーをしてもらうよりも、すごい占い師に、占ってもらうよりも、効果的で、継続的に効果のあるセラピーです。


「内なる自己」と対話する習慣のある私も、まさか「テレビモード」を解除してくれるほどとは思いませんでした。笑。

「テレビをだらだらと見る」という自分を変えたいなどとは思っていませんでしたから、悩みというほどでもなかったのですが、でもやっぱり考えてみると、やることやってから、テレビを見たほうが、何倍も面白いのです。笑。

テレビを一日中見ているときよりも、いろんな庶務を終えて、1話だけ、テレビを見ているときの、なんと幸せなこと。

そうだわ。夜、娘を1時間ほどかけて寝かせて、お布団の中で、スマホをみるのです。私。

もうぐったりと疲れているときは、すぐに寝てしまうのですが、案外早めに娘が寝たときは、

ご褒美タイム~ってスマホ時間を過ごしています。自分の時間が嬉しくて、もう終わりたくなくて、むさぼるようです。

楽しく過ごせているときはよいのですが、しばらくすると、いつのまにかやめられなくなっています。


睡眠時間は削られるだけ。

これ以上みても、もう新しい情報もないし、目を疲れている。。。

のにまだ見続けようとしてしまいます。

そんな時、内なる自己に声をかけたことがあります。

そうそう、そうだ。内なる自己に声をかけたときは、「もうおわり~」と自己コントロールすることができていました。。今思い出した。笑


テレビやスマホの魔力に取りつかれたときは、また、気づいて、内なる自己に話しかけてみようと思います。

自分の時間はとっても大事ですが、スマホやテレビは、やっぱり体にも脳にも、神経にもよろしくありません。

脳内物質をたくさん消費してしまうので、穏やかでいられるためのホルモンは、もう脳には残っていません。パニック症状がでているとき、うつ症状がでているときは、やめたほうが良いでしょう。回復に使われるホルモン(脳内物質)がたりません。

脳内物質の基は「肝臓」で作られます。肝臓に負担がかかると、胆のうも同時に熱をもち、炎症反応(アレルギーや炎症)が体中で起こります。

たくさんの強い刺激に、脳はオーバーヒートし、熱を持ち、血液が変性します。ドロドロになった血液は、頭痛や脳梗塞を引き起こしかねません。

必要以外は、できるだけ脱したほうが良いです。


必要と思って、手に取ったら最後、ミイラ取りがミイラになってしまう仕掛けがいっぱいなので、一度手にすると、なかなか手放すことが難しい仕組みになっています。

もうスマホが、私たちの潜在意識に内面化されて、それなしではいられないような脳の状況が作り上げられてしまっています。

そこから、どう自分を立て直していくのかに注目していく必要があります。

もうすでに、「やめよう」とおもって「やめられる」代物ではなくなっているのがスマホやテレビやゲームです。




「意識」の2%の部分のお仕事は、「スマホ見ちゃだめだよ」と言って「行動を変える」ことではなく、「内なる自己に話しかける」ことでございます。

「内なる自己」に話しかけることは、多くのメディア中毒から、救ってくれるセラピーとなります。

ほどほどに が通用するレベルにまで。

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