私の趣味はダイビングです。
 伊豆の大瀬崎というところで、一日に何本も潜るハードなマニアな仲間たちと一緒に合宿の様に潜っていました。
 子どもを妊娠してからは、いけてないので、(2018年現在)もう4,5年は潜っていません。
 が、当時はまっていたダイビングと心理セラピーを結び付けえる出来事があったので、書いてみることにしました。
 ダイビングは、酸素ボンベの酸素を吸いながら潜るのですが、それは空気とは違うので、著時間潜る(吸う)と、カラダに窒素がたまってしまいます。
 なので、次に潜るまでに、既定の時間以上休憩を取らなければなりません。
 それを「水面休息」と言います。
 「水面休息」中は、ボンベをお借りしているショップで、休ませていただくのですが
 お店におかれていたダイビング雑誌をぱらぱらとめくっていました。
 すると
 「フォーカシング」
 といった言葉が目に入ってきました。
 え?ダイビング雑誌に「フォーカシング」
 
 ですと?
 でも考えてみると、確かにダイビングはフォーカシングの要素がいっぱいです。
 「フォーカシング」とはセラピーの技法のひとつで、カラダの感覚に意識を傾けて、カラダの存在を感じたり、対話したりするセラピーです。
 ダイビングをするとき、自分の体に合ったものをそろえる必要があります。
 30分のダイビング 一日1,2回とかならまだ借り物でもよいのかもしれませんが、
 60分越えのダイビングを一日に3,4回とかいうペースで潜っていたので、体力も使いますので、できるだけ水中で心地よく居られるために、力を抜いてらく~に居られるために。自分の体にフィットする機材を選んでいました。
 機材の一つに「BC」といって、ベストのようなものがあります。
 そのベストに、酸素ボンベの空気を入れたり、抜いたりして、浮き沈みを調整します。
 それも
 自分が一番心地よく、楽に居られるためにどれくらい空気をいれようかな・・・
 浮いちゃう感じかなぁ
 バランスとれるかなぁ
 沈みすぎるかなぁ
 と、カラダの調子を伺いながら空気を入れていきます。
 潜る深さによって、水圧が変わるので、それに応じてカラダが上下してしまわないように、酸素を入れたり出したりするわけです。
 ごーーーんと沈んでしまわないように。
 ばーーーっと浮いていってしまわないように。
 水中で力を抜いて、なんにもしなくても浮いていられるように。
 カラダが常に心地よい状態であるように、感覚をフル活用します。
 最初の頃はそれを意識しているのですが、慣れてくると、自然にそれができてくるのです。
 そこの部分は「フォーカシング」とまったく一緒だなぁと思いました。
 自分のカラダの感覚に十分に意識を向け続けます。そこから心地よい状態、楽な状態を探っていくんですよね。
 ダイビングは癒しのスポーツと言われています。
 確かに海中遊泳で、癒される~ってのもあるのでしょうが、
 カラダの感覚に意識を傾け、対話することで、自分の体とより仲良くなるスポーツです。
 きっとそういう意味でも癒しの効果が高いんだ!
 とセラピストの私はひとりほくそえんでおりました。
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