「自分を受け入れる」ってどんな印象をもちましたか。
今の自分に妥協する?
今の自分で満足する?
今の自分であきらめる?
私は、初めて「自分を受け入れよう」って聞いた時、「甘えている」とそう思いました。
自分のことが嫌いで、どうにかしたくて、本を開いたら自分を受けれましょう」って書いてあって、どういうことーー。って。
変えたいって言ってるのにって。
でも、今ならわかります。
自分を受け入れることがどれだけ大事なのか。
それは決してあきらめることではないということを。
ちょっとここで 愛する人を一人、思い浮かべてください。
愛とまではいかなくても、好きな人、大事な人です。
思い浮かべたら続きをお読みください。
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「愛する人」は、ある悩みを抱えています。
ずっと、その悩みを抱えていました。
10年間ずっと、その悩みを抱えていたかもしれなし、
もしかしたら学生の頃から、抱えていたかもしれない。
あるいは、子どものころから。。。
いえ、幼少のころからかもしれません。
そして、そのことが周りにばれるのがこわくてこわくて、
大事に大事に隠していました。
全く正反対の性格だという風にふるまってきました。
キャラを作ってきました。
ところが、ある日、ひょんなことをきっかけに、
その悩みが、ばれてしまいました。
ずっと悩んでいたこと、
ずっと抱えていたこと、
ずっと隠していたことも わかりました。
そのことを知ったとき、あなたは、「愛する人」に、なんて声をかけてあげますか?
「こんなことで悩んで くだらない」といった言葉?
「こんなこともできないの?」といった言葉?
「だらしないから、そうなっちゃうのよ」といった言葉?
「もっとがんばりなさいよ。頑張りが足りないからそうなるのよ」といった言葉?
違いますよね。
もし、そういう言葉をかけてしまったら、
あなたの「愛する人」はさらに落ち込むでしょう。
「愛する人」の抱えている悩みはさらに悪化することは、目に見えています。
でも、
あなたは「愛する人」に、
「大丈夫だよ」
「こういうことで悩んでいたんだね」
「辛かったね」
「苦しかったね」
「そういうところもあるけど、そんなあなたが大好きだよ」
「私はあなたの見方だよ」
そんな優しい言葉をあなたは愛する人にかけてあげるでしょう。
「愛する人」は、そんなあなたのやさしい言葉に癒されることでしょう。
そして、
「愛する人」は、増長して、悪い方向に行くと思いますか?
答えはNOです。
あなたに愛されていることを実感しやる気がみなぎり、自信も湧いてくるでしょう。
やさしいあなたに支えられてる「愛する人」はとても幸せです。
幸せな人は、どんどん成長していきます。
あなたに支えられてるという安心感が あり、癒される場があるのですから。
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さて、ではワークです。
☆マークから☆マークまでの部分の「愛する人」のところを「あなた」という言葉に置き換えて、読み直してみてください。
読み直したら続きをお読みください。
もう気がついた人もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうです。
愛する人に、優しい声をかけてあげるように、
自分が「自分をいたわってあげること、優しい言葉をかけてあげること」が
「自分を受け入れること」なのです。
いいところも、悪いところも 両方あってこそのあなたなのです。
いいところだけがあなたなのではありません。
悪いところがあなた なのです。
できないあなた なのです。
未熟者のあなた なのです。
ふがいない、なさけない、あなたなのです。
光と影、両者は一方だけでは存在しえません。
光があれば、影があります。
光だけをみて、影を無視したり、嫌ったり、文句を言ったりして、
影を無視したり、嫌ったりすると、影は暴れ始めます。
影の存在に気付いてほしいので、大暴れをします。
これが、自分の心がコントロールできなくなった状態です。
仕事が忙しいのに、どうしても仕事がしたくない。
やらなきゃいけないことがあるのに、どうしても手につけられない。
みんなの前でうまく話たいのに頭が真っ白になる。
自分が大っきらい。
こんな状態です。
自分に優しい言葉をかけてあげませんか?
よくがんばっているよ。
がんばることすらできなかったよね。
おつかれさま。
私だけは何があってもあなたの味方だよ。
それでも自分を受け入れられない人へ